読み聞かせ絵本紹介⑨

絵本読み聞かせ

 死をめぐる絵本「闇は光の母」シリーズから1冊。「ほっきょくでうしをうつ」(作・角幡唯介 絵・阿部海太)を3年生の教室で読んだ。ちょうど少し前に「狩りと漂泊」(角幡唯介2022年3月集英社)を読み、本ブログに書評を書いたタイミングでこの絵本に出会ったのだ。自分自身がこの本を読んでいただけに、きっとリアルに臨場感を感じながら読んでいたので、子どもの前で読むにはいささか衝撃的な内容ではないかということも感じていた。しかし、必要以上の説明はせずに子どもを信じようと思ったのだ。いや、絵本の受け取り方に正解はない。今の子ども達が感じたままでいいのだ。子どもの心の中に何かが残れば、きっと自分で再び手に取るだろう。それが仮にずっと後のことでもいいのだ。そんなわけで今回はこの1冊。

以下は、「闇は光の母」の命名をされた谷川俊太郎さんによる推薦文である。(岩崎書店HPより)

死をめぐる絵本「闇は光の母」シリーズ、
谷川俊太郎さんによる推薦文

死を重々しく考えたくない、かと言って軽々しく考えたくもない、というのが私の立場です。死をめぐる哲学的な言葉、死をめぐる宗教的な言葉、果ては死をめぐる商業的な言葉までが氾濫している現代日本の中で、死をめぐる文と絵による絵本はどんな形でなら成立するのか、この野心的な企画はそれ自体で、より深く 死を見つめることで、より良く生きる道を探る試みです。

谷川俊太郎

また、5月30日付の京都新聞夕刊記事を載せさせて頂く。

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